観葉植物を育てたいけど、虫がつくのは嫌という方は多いのではないでしょうか。
筆者自身、虫は苦手なのでできるだけ寄せ付けないように工夫をしながら育てています。
そこで今回は観葉植物にできるだけ虫を寄せ付けないようにするポイントをご紹介します。
こんな方におすすめ
- 観葉植物を育てたいけど虫を室内に入れたくない
- すでに虫がついてしまったので対処したい
虫を寄せ付けないための予防と対策
1.植物を購入したら植え替える
お店で販売されている植物は、外に置かれていたり他の多くの植物と一緒に置かれていたりするので虫がついている場合があります。
購入する際に、葉の裏や茎をよく見て、虫がついていない株を選びましょう。
植え替えの際は根を痛めない程度に注意しながら土を落とし植え替えます。
購入時は簡易的なポットに入っていたりするので好みの植木鉢などに植え替えがてら土を変えてしまうのがいいかなと思います。
大型の鉢で植え替えが必要なさそうであれば、様子を見て根詰まりした際や虫が発生した際に検討してください。
2.腐葉土や有機肥料を使わない
参考
・腐葉土とは、落ち葉や有機物などが微生物によって分解されて土状になったもののことです。
・有機肥料(堆肥)とは、葉や家畜の糞などの動植物から作られる肥料のことです。
腐葉土も有機肥料も自然の栄養があり外で植物を育てる分にはよいのですが、室内向きではありません。
動植物由来の土や肥料は虫や微生物の力を借りている部分もあり、どうしても虫も住みやすい環境になってしまうため室内では避けましょう。
有機物を利用していない室内向けの土などが販売されており見た目にも清潔感があるのでおすすめです。
3.葉水をする
葉水(はみず)とは葉に霧吹きなどでミスティングすることです。例えば観葉植物につきやすいハダニは水が苦手なので定期的に葉水することで予防できます。
筆者はたまに、天気がいい日などはお風呂場に持っていってシャワーで雨のように葉を洗い流しつつ水をあげてからベランダにしばらく置いています。
そうすることで水やりとハダニ予防しつつ溜まったほこりも落とすことができます。
4.観葉植物を置く環境に注意する
水をあげた後に受け皿にたまった水をそのままにしていたり、風通しが悪くジメジメした環境だと虫ばかりかカビやキノコも発生してしまい衛生的にもよくありません。
適度に換気ができ、直射日光の当たらない明るい環境に置きましょう。
室内で観葉植物を育てる際、見た目をよくするために土が見えないようバークチップと呼ばれる木のチップを置いたり石を置いたりする場合がありますが、風通しが悪くなったり土の状態を確認できず水を与えるタイミングもわかりづらくなるためあまりおすすめしません。
5.ハッカ油を使う
薬品の力を借りず、ハッカ油を使う方法もあります。
アロマオイルとしても使われますが虫よけにも効果があるハッカ油は使い方もとてもカンタンです。
ハッカ油スプレーの作り方
1.無水エタノール10mlにハッカ油を5~10滴ほど垂らして混ぜます
ハッカ油の量は、刺激が強過ぎないかどうかを確認しながら、少なめから試してください
2.水を90ml入れて混ぜ合わせ、スプレーボトルに入れて吹きかけます
※中毒を起こしてしまう可能性があるため、ペットがいるところでは使用に注意してください
※無水エタノールなしで水のみでもできなくはないですが混ざりにくいようです
観葉植物につく虫ってどんな虫?
観葉植物につきやすい虫の特徴をご紹介します。画像はあえてつけませんのでご安心ください。
ハダニ
体長1mmほどの細かい蜘蛛の仲間でダニではありません。
風に乗って葉の裏にくっつき、植物の養分を吸ってしまいます。
養分を吸われた葉は白っぽくなってしまい元は戻りません。
数が増えて葉が白くなったり丸まってきて初めて気づくことがあります。
早めに水で洗い流すか、被害が大きい葉は切ってしまいましょう。
カイガラ虫
その名の通り貝のような殻を被った体調3mmほどの白い虫です。
茎などにつき、養分を吸います。
見つけたら植物を痛めないように歯ブラシやスポンジ、ティッシュなどで取りましょう。
アブラムシ
筆者の観葉植物には着いたことはまだありませんが、外で育てているお花や野菜系につくイメージです。
気づいたら茎にびっしりついていたり。。。
甘い排泄物を与え天敵から身を守ってもらうなどアリと共生している虫です。
反対にテントウムシはアブラムシを捕食してくれるので益虫です。
見つけたら増える前にガムテープや歯ブラシなどで優しく取りましょう。
コバエ
有機質の土や肥料を使用していたり、受け皿に水をためていたりすると発生します。
植物の周りに大量に発生している場合、土の中に卵や幼虫がいる可能性があるため
土や肥料を変えて風通しの良い環境に置きましょう。
応急処置的に、水を張ったバケツに鉢ごとドボンとつけ置きし窒息させる方法もありますが、卵が産みつけられていたりそもそも堆肥を使用していたりする場合また発生してしまう可能性が高いので植え替えすることをおすすめします。
おわりに
いかがでしたでしょうか。筆者は今回紹介した方法で室内での虫被害はほとんどなく過ごせています。
小さい虫が多いため数が増えてから気づくなんてこともありますので、日々の水やりの際にも葉の裏や茎など簡単にチェックしておくとよいと思います。