幹がくねくねと曲がったパキラ。購入時から徒長気味だったのですが、成長してさらにアンバランスになってしまいました。
パキラの葉が増えてモサモサしてきた、徒長して見栄えが悪いといった方に向けて、こちらのパキラを実際にメンテナンスしていきたいと思います。
この記事を読めば、パキラの剪定、挿し木、曲げ方の方法で迷うことはありません。途中経過も記載していきますよ~
パキラの剪定方法
観葉植物の剪定は成長期の春~夏にかけて行います。
パキラは丈夫なので割とどこから切っても(丸坊主にしても)平気と言われたりしますが、基本的に成長点(葉が生えてくる部分)のすぐ上をカットするのが無難です。
※パキラの場合成長点をカットしても枯れることはありませんが新葉が出るまでに時間がかかります。
今回は伸びた茎部分を曲げていきたいので向かって左側3本をカットしていきました。(赤丸の根本部分をカット)
茎を剪定する際は、枝分かれしている部分(節)のすぐ上をカットします。(青線部分をカット)
パキラの挿し木方法
切り取った枝の葉からの水分の蒸散を少なくするため葉を半分に切ってしまい、もう半分は光合成するためにとっておきます。

2021/04/21時点
挿し木の場合はメネデールやルートンなどの発根促進剤を使用すると根の出がよくなります。
挿し木をして、土の表面が乾いたら水を与えること1か月と少し。
3本あった内、1本風に吹き飛ばされてしまい2本を挿し木していたのですが、2本とも元気に発根していました。

2021/6/2
思ったより立派な根っこで生命力を感じます。すごい!
ここからどのように成長していくのか楽しみです。
パキラの幹の曲げ方
幹が三つ編みのようになって売られているものや、くねくねと曲がっている植物をよく見かけますが自分でも曲げられるそうなので試してみます。
結び目のように曲げた仕立てのパキラもあったりしますがこうした仕立てを「ラッパ」というそうです。これはちょっと難易度が高いのと長さも必要ですね。
めっちゃ徒長しちゃった時とかやってみたいです(笑)

写真:Flower Shop INAGAKI
今回は形的に螺旋状にできたらいいなと思ったのですが、もともとの幹が割とまっすぐなので難しいかと思いひとまずお辞儀させるように曲げてみます。

Before
まずは茎が柔らかいうちに針金をくるくると巻いていきます。
右に曲げたいときは右巻きに、左に曲げたいときは左巻きに針金を巻くと曲げやすいです。
(今回は下なのであまり関係ありませんが。。)
巻き終わったら少しずつ理想の形に曲げていき、ひもなどで固定します。

2021/04/24時点
一気にやってしまうとポキッと折れてしまうので少しずつ少しずつ慎重に。。少し曲げてしばらく置くを繰り返します。
大体2.3日様子を見ながら少しずつ曲げました。

2021/04/24時点
少しかわいそうな気もしますが、しばし我慢してもらいます。。
茎の根本が緑からだんだんと木のような茶色になり木質化しています。

2021/04/24時点
形が固定されるまでしばらくこのままにしておきます。

2021/6/15
ほぼ毎日水やりのついでに様子を見ていたつもりでしたが、ふと、幹太くなってる?
と思い針金を外してみるとやはり太くなっていて針金の跡がくっきり。。
だいぶ窮屈そうでした。ごめんね。。。
1か月半ほど固定したので針金は外してヒモで引き続き曲げていくことに。
茎の木質化も順調に進んでいるようです。
※この記事は検証中のため進展があり次第追記更新していきます。
おまけ (アボカドの曲木)
パキラではないのですが曲木についてちょっとおまけ。
水耕栽培でポピュラーなアボカドは発芽までに1か月ほどと時間がかかりますが、発芽してからは成長が早く茎が柔らかいので簡単にラッパをつくることができました。
普通にスーパーで売られているアボカドの種から育てることができますのでよければ試してみてください。
結構柔らかいので1回で丸の形にして、いったん針金で固定。
2,3日したら結び目がギリギリほどけない程度に結んで針金で固定と2段階でできました。
ギリギリほどけない程度まで行ければあとはアボカドが成長してくれれば勝手に結ばれるので大丈夫です。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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