その他・熱帯雨林の植物

ユーフォルビア マハラジャ(大明神)から葉が生えたので

サボテンに、葉が生えた・・・?

サボテンのようでサボテンではないがサボテンと同じ多肉植物であるユーフォルビア。

これぞビザールプランツという珍奇な姿が面白い植物です。

我が家にもマハラジャ(大明神)や、ユウヤケサンゴなどと言われるユーフォルビアがいます。

そんなマハラジャがここ最近急成長している姿が面白く不思議で、ネットでも調べてみたのですがあまり情報がないため、ここにまとめようと思いました。

ユーフォルビア マハラジャとは?

インド原産のユーフォルビア。

マハラジャというのは流通名であり、同じユーフォルビアであるキリン角に綴化したラクテアという植物を接ぎ木しています。

本来は別の植物なんですね。

綴化していない通常のラクテアはこんな感じ。

綴化(てっか)とは帯化(たいか)ともいわれる植物に起こる奇形のことで、本来「点」状の生長点が「線」状に変化します。

マハラジャのラクテアは綴化(帯化)に加え葉緑素がない異常があるため自分で生きる力が弱く、台木の力を借りて生きているというわけです。

今回、葉が生えたのはサボテンのように見えますが麒麟角と言われるユーフォルビア。

麒麟角について調べてみましたが、マハラジャで使われている麒麟角についての情報はあまり見つけられませんでした。

マハラジャの育て方

置き場所

最低気温が10度切る前には室内に入れましょう。
暖かい国が原産のため暑さには強いのですが、寒い冬に外に出しておくとラクテアの部分から萎れて枯れてしまいます。

強い直射日光に当ててしまうと葉焼けしてラクテアの色が抜けてしまいます。

水やり

乾かし気味。土が完全に乾いてから数日してから水やりしています。

冬になり成長が止まったら月1程度に減らします。

土・肥料

多肉植物の土を使用。肥料はあげていません。

葉が生えたのは台木である麒麟角

ある日気が付いたら、にょきっと生えていました。

こんな硬い表皮から葉がはえられるものなんですね。



1週間後

たったの1週間でここまで成長しました。

ラクテアの方も急成長しています。

緑の部分がポコッとたんこぶのようですね。

この麒麟角にはカットされたのか棘がありませんが、ネットで検索してみると棘も葉も生えるようです。

不思議な植物ですね。

このまま育てたらどんなふうに成長するのか見てみたい気もしますが、ラクテアを元気に生かすために体力を奪われないよう根本から消毒したカッターでカットしました。

 

カットした瞬間、幹から枝からとめどなく白い樹液が噴き出します。

あまりよくないらしいので手につかないように気を付けましょう。

あまりに滴るので血液を彷彿とさせ複雑な気持ちになりました。

傷口はティッシュでしばらく抑え、パキポディウム用に作っていたダコニール希釈液があったので(なんとなく)吹きかけておきました。

枝の方はあまり期待はせずに挿し木に。うまく根付けばまた更新したいと思います。

おわりに

調べてみても詳しい情報が多くはないマハラジャ。

印象的な見た目や色や形の個性を楽しめるか弱い大明神。

同じく育てている方々の参考になれば幸いです。

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