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パキポディウム4種類の実生の始め方

2021/8/1、種まきをするには遅めのこの時期ですが、
エブレネウム、ブレビカウレ(恵比寿笑)、ホロンベンセ、カクチペスのパキポディウム4種混合播種を始めました。

コーデックスの芽はぷっくりしていてかわいいです。

グラキリスの実生を以前に記事にしているので今回はサクサク紹介します。

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パキポディウム・グラキリス実生の始め方まとめ~種まきから発芽~

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事前準備

材料

  • ポット・・・20個
  • 腰水用トレー・・・2個
  • ダコニール・・・2000倍希釈
  • メネデール・・・100倍希釈
  • パキポディウムの種・・・各10粒ずつ  40粒
  • お好みの土・・・適宜
    (赤玉小粒&バーミキュライト)

 

今回はseedstockさんで購入しました。
おまけでアガベの種もいただいたので一緒に蒔いてみます。

事前準備として、パキポディウムの種はご存知の通りかびやすいため、種まきをする12-24時間前にダコニール希釈液に種を浸しておきます。

園芸用の殺菌剤ベンレートでもOKです。

 

メモ

ダコニール:液状、カビや菌の予防

ベンレート:粉状、カビや菌の予防、すでに発生しているカビや菌の抑制

ベンレートは発生しているカビや菌に対しての抑制効果が期待できますが

種子はカビが生えると発芽率がぐっと下がってしまうのであまり意味ないのかなと思い、手軽さからダコニールを使用しています。

パキポディウムの種まき方法

グラキリスの時とほとんど変わりません!

step
1
土の準備

ポット7分目あたりまで赤玉土(小粒)とバーミキュライトと1:1で入れる

 

step
2
微塵抜き

赤玉を入れているので細かい土(微塵)を取るため水で洗い流す

表面に根が潜りやすいようにバーミキュライトをかぶせる

 

step
3
種をまく

土の上に種を置く

パキポディウムは好光性種子のため土はかぶせない

 

参考

パキポディウムは発芽率が高いわけでもなく、発芽しても立ち上がるまでに溶けてしまったりするため、1つの鉢に種まきし本葉が出て安定したら個別に植え替えるのが管理が楽で効率的かなと感じました。

あまり大きくなってからだと根が絡まって傷めたり、樹形が崩れてしまうので本葉出てきた時が目安です。

 

step
4
腰水を入れる

腰水用のトレーにポットを置き、ポットの底が少し浸るくらいまでメネデール(100倍)とダコニール(2000倍)希釈液を入れる

メモ

メネデール100倍=水1L:キャップ1杯(キャップ内側線まで)

ダコニール2000倍=水1L:10滴弱(1滴約0.06ml)

完成!

今回はグラキリスの播種時の反省を生かし、腰水を少なめにしました。

表面の乾燥を防ぐために密閉しないようラップをふんわりかぶせています。

この状態でベランダの午前中だけ直射日光が当たる場所に置いておきます。

パキポディウム播種から1週間後

種をまいてから1週間後・・・

早いものだとホロンベンセが1日で動き始め2日で根が出始め、

残念ながらエブレネウムが1粒がカビました。

もったいないですが伝播させないため近くの土ごとすくって捨ててしまいます。

動きとしてはこんな感じ。

ホロンベンセ:6発芽、0カビ、7動きなし
ブレビカウレ:4発芽、0カビ、8動きなし
エブレネウム:2発芽、1カビ、9動きなし
カクチペス :3発芽、0カビ、9動きなし

ホロンベンセが絶好調ですね。

発芽して立ち上がったのは現状、ホロンベンセとエブレネウムのみです。

他の種類と比べてカクチペスの動きが遅めですね。

播種のポイント

  • 土はかぶせない
  • 湿度は高く保つが、風通しはよくする
  • カビ対策に、芽が出るまでダコニールを霧吹きする手もあり
  • 腰水入れすぎ注意(土が湿っていればよい)
  • 種は鮮度が命

おわりに

今回はseedstockさんで種を購入したわけですが、運悪く配送業者の手違いでご配送されてしまいました。

種は鮮度が命、しかもこの炎天下の中どこに保管されているのかもわからず不安でしたが到着通知から遅れること5日、無事に手元に来ました。。

そこからすぐに播種の準備を始めましたが、芽が出るまで心配でした(T_T)

カクチペス以外は発芽が確認できましたが、心配は残っていないといえばそんなことはありませんね。。カクチペスとブレビカウレはもう少し頑張ってほしい。。

種まきにしては遅い8月、できる限り日光に当てて冬を乗り越えられる体力をつけてもらいたいです。

写真引用
mana'sgreen

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